カイエンを購入した理由について(その3 比較検討した車 ランドローバー ディフェンダー110)
ポルシェカインと比較検討した車(2/3)
・ランドローバー ディフェンダー110
購入候補に上がった理由
- エクステリアデザイン
カクカクデザイン好きに刺さるエクステリアデザイン。
Gクラスに通じるマスターピース感。Gクラスに通じるのだけれど、ダサさとモダンさのバランス感。 - ストーリー性
やはり脈々と続くディフェンダーの歴史は魅力的。旧ディフェンダーも相当に魅力的な車だったが、新型も負けず劣らず魅力的。
007のヴィランカーとしての活躍もストーリー性(?)の加点要素。 - リセール
Gクラス同様にリセールは良さそう。 - 英国車
以前、実家にジャガーのXFがあったときに、BMWともメルセデスとも違う独特の乗り味に魅了されたことがあった。
日本と環境の近い英国車、実は最も日本の環境に適した外国車なのでは?という思いも少し。
試乗をしてみて
新車
近所のジャガー・ランドローバーディーラーに訪問。
当時はディーゼルが発売前だったため、ガソリン版に試乗。
第一印象は「デカイ!」
(この時は、まだカイエンに試乗する前。念のためにサイズを記載しておくと全長 4,945 mm x 全幅 1,995 mm x 全高 1,970 mmなので、カイエンの全長 4,920 mm x 全幅 1,985 mm x 全高 1,695 mmよりも一回りデカい感じ)
背が高いので、Gクラス同様、乗り込む時は「よいしょ」という感じ。
走り出してみると、モノコックボディだからなのか、設計年次の新しさからなのか、乗り心地は思っていたよりも角が取れていてまろやか。
カクカクデザインのおかげなのか、見切りも良い。
この巨体に対しての2リッターガソリンエンジンということで、やや不安があったものの、試乗している限りではなんの問題もない。加速マナーも減速マナーも思ったよりも乗用車然としていて、旧型Gクラスに比べるとはるかに乗りやすい。
ハンドリングの腰高感も思ったよりも少なめ。高速道路を走ったわけではないが、一般道を走る限りは不安に思うような挙動はなし。
そもそも、ワインディングロードや高速道路をハイペースで駆け抜けるような車ではないので、多少のダルさも許容できると考えていたが、予想以上の乗り味。
中古車
試乗した時点では、ディーラーにディフェンダー110の中古車在庫はなし。ネットで調べてみたが、Gクラス同じくプレミア価格で販売されていたので、中古車を購入するという選択肢はなくなった。
購入に至らなかった理由
- 納期(新車)
自ら乗るならディーゼルだと思っていたので、ディーゼルの納期を確認したところ、試乗当時は発売時期・納期ともに未定と言われ心が折れる。 - 内装
世界観のあるインテリアは素晴らしいのだが、少し内装がアウトドアに寄っている気がする。ぼくが購入した場合、おそらく99%が街乗りなので、もう少し街乗りっぽい内装だと良かったかな。
ただ、これはもう好き嫌いの世界なので、新ディフェンダーの内装が悪いといっているわけではない。
ただし、このあと「X」と「X-Dynamic SE」いう高級内装のグレードが出てきたので同じようなことを感じていた顧客が一定数以上いたのかもしれない。 - 最小回転半径
ガタイの大きさはまあ許容範囲だけれど、最小回転半径が6.1メートルというのは、なかなか厳しい。駐車場の出入りや出張で訪れる地方の道路事情を考えると6メートルを超えてしまうと躊躇せざるを得ない。 - 販売店さんの雰囲気
このディーラーの営業さんも若い方で一生懸命に色々と説明してくださったことについては好印象。
ただ、ディーゼルエンジン版の納期が見えてきたら連絡をいただく約束をして連絡先を渡したのだが、待てど暮らせど連絡が来ず……。
先日別件で同ディーラーを訪れたところ、転勤になってしまったとのこと。
転勤自体はよくあることでしょうし、それ自体は仕方のないことなのかもしれないが、引き継ぎがきちんとできていないことについては、あまり良い印象ではないかな。
ディーラーさんにとっては一見客に過ぎないかもしれないが、もし車を購入することになった場合のことを考えると、不安になってしまう。
車自体はとても魅力的だったが、販売店さんの不安が最終的な購入を見送った要因と言って良いかも。
うーん……何年後かに再度検討する可能性はあるかなー。